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対談

【テーマ】
 1.大学における支援体制とPEPNetコーディネーターの役割
 2.大学の状況を改善するための働きかけ
 3.学生・支援者・教職員ができること

対談の様子

司会
 白澤麻弓氏(筑波技術大学)

【ゲスト】
 Patricia A. Billies氏 (PEPNet-Northeast 副ディレクター)
 Marcia E. Kolvitz氏 (PEPNet-South ディレクター)


概要
PEPNet-Northeast副ディレクターのPatricia A. Billies氏(写真右)とPEPNet-South ディレクターのMarcia E. Kolvitz氏(写真左)に、アメリカでの支援の現状についてうかがった。まずは、聴覚障害学生支援に関する情報を提供するPEPNetについて、活動内容やPEPNetコーディネーターの役割についてインタビュー形式でお答えいただいた。また、大学におけるコーディネーターの状況についても、さまざまな具体例を聞くことができた。

 → PPT資料のダウンロードはこちらから(PDF 2.2MB)追加資料
 → レジュメのダウンロードはこちらから(PDF 0.5MB)当日資料

資料の一括ダウンロードは「当日資料及び追加資料」ご覧ください。

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【対談(一部)】
司会/まず、簡単に自己紹介をお願いします。

Marcia E.Kolvitz氏/
こんにちは。テネシー大学から参りました。26000人の学生の中で、約15名がろう又は難聴の学生です。およそ15名の手話通訳者と13名の文字通訳者がおります。

Patricia A.Billies氏/
ロチェスター工科大学(RIT)から参りました。
RITには、いくつかのカレッジ(学部のようなもの)がありますが、その中の1つに、国立ろう工科大学(NTID)という聴覚障害学生のためのカレッジがあります。NTIDでは、教員が手話を使い、直接教育を受けることができます。また、NTID以外で健聴学生と共に学ぶ場合もあります。RITには約1200人の聴覚障害学生がいます。
また、rITは世界で最も手話通訳者を雇っているところで、110名ほどの手話通訳者がおります。また、難聴の学生の増加に伴い、文字通訳者の数が増えていて、現在は55名ほどおります。
(事務局注:RIT、NTIDについては「第3回アメリカ視察報告ページ」をご覧ください)

司会/お二人は、PEPNetコーディネーターとして、どのように他大学を支援されていますか?

Patricia A.Billies氏/
PEPnetのコーディネーターと他のコーディネーターには違いがあります。
PEPNetは4つの地域に分かれていますが、その中にそれぞれ5つくらいの小さな地区があります。そこにいる広域担当者が「PEPNetコーディネーター」です。
それとは別に、それぞれの大学には、「大学における障害学生支援室(dss)コーディネーター」がいます。学内で障害を持った学生に支援を提供しているコーディネーターです。

図:2つのコーディネーター

Marcia E.Kolvitz氏/
PEPNetコーディネーターには、手話通訳や文字通訳の経験者等、障害学生支援の長い経験を持っている人が多くおり、各大学にいろいろな方面から支援を行っています。支援の内容は以下の通りです。

ワークショップ
大学に対してワークショップやトレーニングを行っています。最近では遠隔技術を使うようになってきました。
pepnet関連資料・教材の発行
最近では、教材や資料などはオンライン化されていて、ダウンロードしていただけるようになっています。そのうちいくつかは、すでに和訳されていると聞いています。
(事務局注:NETAC TipSheet和訳版や、理解啓発DVD「Being Deaf」日本語字幕閲覧用ソフトの他、理解啓発教材「It's a Deaf, Deaf World(日本語訳)」があります)
全米大会の開催
隔年で開催しています。
オンライントレーニング、及びその教材の開発
オンラインなら時間の節約にも役立ちます。
pepnetメーリングリスト
現在約500名の参加者がいます。

司会/各大学には、障害学生支援室のようなものがあるのでしょうか?

Marcia E. Kolvitz氏/
テネシー大学には、支援室があります。入学してきた障害学生たちは、学部課の中にある担当者にどういうニーズがあるかを話します。その相談室では、入学時の情報保障のみならず、就職もサポートしますし、健康上の問題についてもアドバイスするシステムが整っています。
しかし、すべての大学が同じようなシステムを持っているわけではなく、それぞれ状況は異なっています。
テネシー大学の場合は、(以下のスタッフが)全員そろっていますし、さらに聴覚障害学生以外の障害学生に対応するようなスタッフも加えて配置しています。

 【障害学生支援室スタッフ】

  • 室長(ディレクター)
  • 手話通訳者コーディネーター
  • 手話通訳者
  • 文字通訳者
  • ノートテイカーコーディネーター
  • 事務スタッフ

Patricia A. Billies氏/
小規模な大学では1人で全てを担当するケースもあります。例えば、障害学生支援室の責任者本人が手話通訳やノートテイカー派遣のコーディネートも担当する場合があります。

司会/現在コーディネーターとしてはどのような方が働いていますか?

Patricia A. Billies氏/
カウンセリングの分野から来る方が多いと思います。他にもろう者学専攻、手話通訳者、リハビリテーションを専門とする方など、様々な分野からコーディネーターになるケースが多いです。
また、聴覚障害のあるコーディネーターもいます。中には、聴覚障害学生だけでなくすべての障害学生を担当しているコーディネーターもいます。

【質疑応答(一部)】
対談の様子2

参加者/聴覚障害学生の就職支援についてはどのような取り組みがありますか?

Patricia A. Billies氏/
NTIDの中には聴覚障害学生のための就職センターがあります。そこでは雇用主を対象とした研修も行っています。

Marcia E. Kolvitz氏/
州レベルの職業リハビリセンターでは、雇用主と連係して障害者の雇用を促進する活動を行っています。


参加者/大学入学前の情報保障体制はどのようになっていますか?

Marcia E. Kolvitz氏/
小学生から高校生の子どもを対象とした、ideaという法律があります。これは子どもの「サクセス」を保証する法律です。
子どもたちはそれぞれ個々に評価、アセスメントされます。その結果、ろう学校に通うか、地元の学校に通うかが決められます。その評価は毎年行われ、必要に応じて適切なサービスが提供されます。
ちなみに大学での教育に関しては、ADA法に定められています。ADA法では、大学教育への「アクセス」が保証されるとされています。大学に入学した以上は、すべての情報に平等に「アクセス」できなければならない、ということです。


開催要項 / プログラム / 分科会1 / 分科会2 / 分科会3 /
対談 / パネルディスカッション / 参加者の声 / 当日資料及び追加資料



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