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NTIDによる手話通訳者健康問題(頸肩腕障害)への取り組みと今後の課題
-ストレスから頸肩腕障害をとらえる-

報告者:齋藤剛(静岡福祉大学)

PEN-Internationalの代表であり、NTID学部長時代、手話通訳者の健康問題について研究を行ってきたデカロ氏は、「手話通訳者はパフォーマーでありアスリートである」という。デカロ氏自身も頸肩腕障害による手術経験があり、その時の経験から作った論文を二本いただいたので紹介する。

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1988・89年に調査。手話通訳者の約数が健康障害に罹患しており、その原因をバイオメカニクス的な観点から考察していた。姿勢の維持、休養の不足など。

ppt2

全米1,398人の手話通訳者を対象に実施した。痛みを生じた部位別に見ると、手が一番多い。
痛みの要因(ストレッサー)では、「通訳の質を維持するために、痛みを我慢して通訳を続ける」、「痛みが深くなることへの恐怖」など、心理社会的ストレッサーと頸肩腕障害の関係性を示唆する調査結果が得られた。
NTIDではリラクゼーション法、休養の方法などを実践しているとのこと。

頸肩腕障害の原因は2つに分けられる。
1.身体的負担
固定された姿勢や、休むことができないという労働状況から生じる負担。
2.心理的負担
手話通訳は、耳から入った情報を処理して手や表情で表現するが、その際の脳内での情報処理による負担や、同時通訳中の時間的制約の中、内容も的確に伝えなければならないという心理的な負担。

頸肩腕障害はストレスが重要な要因になっているが、ストレスは恒常性を乱す刺激に対抗する防御反応であるため、決して悪いものではない。しかし慢性的にストレスが続くのはよくない。ストレスがかかると脳の視床下部が活性化し、2つのホルモン(コルチゾール、アドレナリン)が発生する。
これが慢性的になると、脳の神経細胞の死亡や自律神経失調症を招く危険性がある。脳は筋肉の動きも調節しているため、筋肉を休ませるために、脳からの直接的な指令がいっているのではないか。
また、手話通訳をしているときの心理的指標を調べることで、メンタルヘルスのための具体的な内容が示されるのではないか(例:唾液中のアミラーゼ活性)。
これらの点について、今後少しずつ調査して、データを集めたい。



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