日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク
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聴覚障害学生支援の流れ
 1.本人との面談


まず、支援の内容を決定するためには、何はともあれ本人がどのような支援を求めているかを確認しなければなりません。多くの場合、受験相談や入学前相談がこのような機会になりますが、場合によっては入学した後本人からの申し出で面談が必要となることもあります。また、一回で支援内容が決定しなかった場合には、何度か入学前に顔を合わせて話し合いを行っていくこともあります。

面談の様子イラスト
ポイント

 責任者の同席

面談で重要なのは、ある程度の意志決定が可能な人に同席をいただくということです。担当課の課長のみでなく、関係組織の組織長や担任・学部長など、事務・教員組織の両方からしかるべき立場の人に出席をいただき、この機会に責任の所在と各部署の役割について明確にしたいところです。


ポイント

 情報保障者の配置

本人ときちんと意志疎通をするために、面談の場で手話通訳・ノートテイクなどの情報保障を行ってくれる人を確保することもとても重要です。このような一度きりの派遣であれば、地域の派遣サービスを用いることも可能ですので、本人の意思を確認した上で必要なサポートを用意してみるとよいでしょう。このことは、面談に参加した関係者に情報保障というものの存在を伝える上でも非常に効果的です。


ポイント

 授業の見学・情報保障の体験

さらに、ぜひ知っておいてほしいことは、聴覚障害学生の多くが大学にはいるまで情報保障を利用した経験がないと言うことです。また、多くの学生が大学の授業に関するイメージを持っていません。そのため、実際に担当者から本人に必要な支援について尋ねられても、高校までと同じく独学で大丈夫だと回答するケースも少なくありません。もちろん、障害学生への支援というのは大学から押しつけるべきものではありませんし、支援を受けないという選択肢があっても一向にかまいません。しかし、このようなケースの場合、実際に授業が始まってからやはりついていけないことがわかり、再度相談に来る例も多いので、できれば事前に大学の授業を見学してもらい、いくつかの支援手段を見てもらった上で、どういう形で授業を受けたいのかを確認していきたいものです。



参考になるtipsheet

チップシート「情報保障の手段」1チップシート「情報保障の手段」2

聴覚障害学生の心理的支援 吉川あゆみ
 さまざまな聴覚障害学生
 支援がもたらす心理的葛藤
 心理的葛藤から主体性形成へ
 各段階に応じた支援
 全段階を通じての支援
→ダウンロード(pdf)


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