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情報保障の方法
 2.パソコンによるノートテイク


パソコンを用いて授業中の音情報を入力していく方法で、最近導入を検討する大学が頓に増加してきています。パソコンによるノートテイクは入力の方法で大きく二つにわけられます。


(2)連係入力によるパソコンノートテイク

連係入力というのは、聞こえてくる文章のうち、前半を入力者a、後半を入力者bが打ち込むなど、複数の人が協力して文章を完成させていく入力方法です。同時に作業をする人数が2人以上になるので、その分1人入力より情報量も多くなります。入力には専用ソフト(無料ダウンロード可)を用い、複数台のパソコンをlanでつないで行います。

連係入力によるパソコンノートテイクのシステム例
<必要機材>
入力用パソコン  2・4台
表示用パソコン  1台
HUB         1台
LANケーブル   4・5本
      (パソコン台数分)
電源タップ(6口) 1個
<使用ソフト>
代表的なソフトは以下の2つです。
iptalk
http://www.geocities.jp/shigeaki_kurita/
まあちゃん
http://www006.upp.so-net.ne.jp/haruyasu/newpage31.htm

【入力例(使用ソフト:iptalk)】
二人以上の入力者が、共同で1文を完成させます。パートナーの入力している文字は自分の入力スペースの上に表示され、何を打っているかを確認しながら、自分の入力を開始します。
 例)
  講師の発言:「全体で20秒程度ですが、手話が早いと思いますので・・・」
  →パートナーの入力:「全体で20秒程度ですが」
   自分の入力:「手話が早いと思いますので」
連係入力によるパソコンノートテイクの入力例入力画面 連係入力によるパソコンノートテイクの入力例表示画面

【システム例】
入力用パソコンと表示用パソコンをそれぞれHUBで接続します。IPアドレスを設定し、LANを組めば入力が可能です。
連係入力によるパソコンノートテイクのシステム例1

【配置例】
教室の形態によってさまざまな配置が可能ですが、図のように聴覚障害学生の近くで入力すると資料を指したりなどのサポートが可能です。
連係入力によるパソコンノートテイクのシステム例2

【応用例】
実習や実験など動きのある授業では、無線LANを用いることでより自由な配置が可能です。聴覚障害学生の持つ表示用パソコンにタブレットpcなどを利用すると、さらにコンパクトにおさまります。
連係入力によるパソコンノートテイクのシステム例3


参考になるtipsheet

チップシート「パソコンノートテイク その特徴と活用」1チップシート「パソコンノートテイク その特徴と活用」2

文字による支援方法 三好茂樹
 文字による支援とは?
 ノートテイク
 OHPを用いた手書き要約筆記
 パソコンノートテイク
 速記による支援
 音声認識による支援
 遠隔地での支援
 教員側の理解と配慮
→ダウンロード(pdf)

チップシート「手話通訳による支援1(大学への登録制度)」1チップシート「手話通訳による支援1(大学への登録制度)」2

パソコンノートテイクその特徴と活用  太田晴康
 文字による適切な配慮
 1人要約入力と連係入力
 ノートテイクの評価
→ダウンロード(pdf)


参考になる資料

■パソコンノートテイク導入支援ガイド
 やってみよう!パソコンノートテイク【試行版】

パソコンノートテイク導入支援ガイド表紙

「パソコンノートテイクをはじめたいけれど、どうしたらいいかわからな い・・・」そんな声にお応えして、パソコンノートテイクの導入に必要な知 識をまとめたマニュアルを作成しました。本書では、支援を始めるために必要な機器からパソコン同士の接続・設定、入力の基礎までを、一から順を追ってわかりやすく解説しています。
つまずきやすいポイントの解説やトラブルシューティングも充実しています ので、一度チャレンジしようとしてあきらめた方もぜひご覧ください。
→ダウンロードはこちらのページから

《目 次》
 【体験!パソコンノートテイク】

  • パソコンノートテイクとは?
  •  
  • パソコンノートテイク体験
  •  
  • パソコンノートテイクの練習
  •  
  • パソコンノートテイクの実際

【これで完璧!パソコン接続・設定】
  • パソコン同士の接続
  •  
  • ネットワークの設定
  •  
  • よくあるトラブルと解決方法
  •  
  • IPtalkのインストールと機能紹介



パソコン要約筆記入門

■パソコン要約筆記入門「聞こえ」を支えるボランティア
 太田晴康著
 人間社(1998年)
http://www006.upp.so-net.ne.jp/haruyasu/framepage10.html
現在絶版となっていますが、著者のサイトで内容が公開されています。

1.基礎編
 (1)パソコン要約筆記とは・目的
 (2)情報保障について・パソコン要約筆記の利点、必要機材
 (3)パソコン要約筆記活動の5つの原則
2.技術編
 (1)要約方法
 (2)「聞き方」のポイント
 (3)授業におけるパソコン要約筆記
 (4)要約練習の方法とポイント
3.資料編
 (1)主な活動の流れ
 (2)活動に当たってのチェックリスト
 (3)パソコン要約筆記の評価シート例
 (4)実技練習申込書の例
 (5)実技練習に際してのご注意例
 (6)情報保障についてのお願いの例
 (7)パソコン要約筆記講習会の企画書の例


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