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聴覚障害学生のエンパワメント 実例集


写真:エンパワメント研修会の様子1写真:エンパワメント研修会の様子2写真:エンパワメント研修会の様子3

社会で活躍する先輩たち

芳賀裕美さん写真

岩手県立一関清明支援学校 教論

芳賀 裕美氏 - はが ゆみ

YUMI HAGA

プロフィール

 高校までの教育歴:幼稚部・中学部は聾学校、高校は普通学校
 出身大学・専攻:東北福祉大学総合福祉学部社会教育学科学校教育コース
 勤務先:岩手県立一関清明支援学校・教諭

 INTERVIEW -  インタビュー

― 大学時代の活動や情報保障を受けた経験の中で、自分自身が変わったと思う出来事や今の自分に影響を与えたと思うことがあれば聞かせてください。

 大学に入学するまでは、地域の社会福祉協議会や県情報センターなど障害者団体に手話通訳者の派遣依頼をした程度で、他の様々な情報保障を受ける機会がありませんでした。大学に入り、その時は支援室がなく、ノートテイカーを自分で探したり、またノートテイカーとの関係を大切にするように心がけたり、支援者側の立場も考えながら必要な情報や手段など自分に見合ったニーズをうまく伝えることの大切さなど、自ら積極的に動いていく、つまり主体性を身につけるよい機会になりました。また、サークル活動をしていく中で、仲間と共に活動していくにあたり、お互いの意見、理由などを明確に伝え合うことの大切さを理解するなど社会性を身につけることができました。

― 現在の仕事の内容、活動の様子を聞かせてください。

 現在、聴覚障害児が通う支援学校の幼稚部に勤務しています。主に、聴覚障がいのある幼児の指導を担当しており、朝の会やおあつまり、異年齢児同士の合同活動などをしながら、子ども達の発達段階に応じた支援を行っています。また、様々な活動、行事に合わせた教材作りや、時期折々季節感を出せるような装飾を作ったりもしています。幼稚部の仕事の他にも、時折校内の図書室の管理、ホームページ更新なども担当しております。

― 大学時代の経験で、現在の仕事や周囲の人との関わりに役立っていると思うことはどんなことですか?

 コミュニケーション力だと思います。大学時代、学内での情報保障に関わる活動の他に、アルバイトやサークル活動を通して様々な人達に出逢いました。彼らと交流をしていく中で、その時の場、相手の雰囲気に合わせて、話しやすいコミュニケーション手段や話題を選んだり、また自分のことを知ってもらうために話し方に工夫するなど、様々なコミュニケーションの技術を磨くよい機会になり、今役立てられていると感じています。自分の考えを持つことも大事ですが、相手の立場も考え、相手の話にも充分に耳を傾けることも大事だと思っています。

― これまでで一番心に残っている出会いや出来事があれば、お聞かせください。

 高校時代の担当の先生に言われた一言が今でも心に残っています。ある日、私は自分の経験を踏まえて「やればできる」と強調した論文を書いたのですが、その論文に目を通してくださったその先生は「みんながやればできるとは限らないんだよ。どんなに頑張っても報われなかった人達もいるのだから」とおっしゃいました。それを聞いた時、衝撃を受けました。「やればできるとはどういうことなのだろう。頑張っても実現できなかった人たちのことを考えたことがなかったのだろうか」と、自分の中でさまざまなことに対して葛藤を感じるようになりました。「やればできる」という言葉は、一見よい言葉ですが、全ての人に当てはまるとは限らないということ、改めて世界観が変わり、このような大切なことに気づかせてくれた先生には今でも感謝しています。

― 次世代を担う若者達にアドバイスやメッセージをひと事聞かせてください。

 大学時代は、時間がたくさんあります。講義を受けるばかりでなく、興味があることに積極的に挑戦したり、友達と価値観など様々な話題について話し合ったりするなど、時間を有効活用していって欲しいと思います。「今しかない!」という思いで、何事にも挑戦してみていってください。社会人になって「あの時やっておけばよかった」なんて思うこともあると思います。でも、あの時無駄だなと思っていた時間は今思えば無駄なんかじゃなかった等思うこともあると思います。大学時代で過ごした一つ一つの出来事は、必ず社会人になってふと蘇ってくることがあります。自分が積み重ねてきた実績は必ず返ってくると思いますし、出逢った相手にもなんらかの形で影響していると思います。若いうちに、たくさん悩み、もがき、迷いながら、より豊かな人格を磨けるよう、日々努力していってください。

→ 社会で活躍する先輩達/福島太郎氏(ろうあ者相談員・札幌聴覚障害者協会理事)


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