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聴覚障害学生のエンパワメント 事例集


写真:エンパワメント研修会の様子1写真:エンパワメント研修会の様子2写真:エンパワメント研修会の様子3

エンパワメントに向けた事例集

【エンパワメント支援の実践例】


1. お互いを知る

ドキドキ!「アマゾン川を渡ろう」

 聴覚障害のある学生の多くは、集団で協力しながらひとつの目的に向かって活動するという経験を持ちづらい環境にあります。本活動では、こうした集団活動のひとつとして、仲間と知恵を出し合ってものごとを達成するとともに、グループ内でひとつの意見を作り上げ、それを他者に対して発表する体験を重ねることを目的にしています。
 ゲームのルールにそって活動を進めるうちに、身振り・手振りでのコミュニケーションから、テーマに基づくグループディスカッションに発展し、さらには審査員を前にしたプレゼンテーションを行うなど、活動の内容が徐々に高度になっていくのもポイントです。複数の活動を組み合わせているため、ルールが少し複雑ですが、参加者が力を合わせて達成できるようサポートできるとよいでしょう。

◎ねらい
・本研修がグループ活動を基本にすることを理解する。
・グループ内でテーマに基づきディスカッションを行うことで、参加者同士のコミュニケーション方法を確認するとともに、ひとりひとりが確実にコミュニケーションを取ることの重要性を学ぶ。
・異なる意見を持つ人々と十分に対話し、この中から一つの意見にまとめていくためのプロセスを学習する。

◎時間
60分

◎役割及び人数

役割 人数 留意点
講師 1名 グループ活動の内容を把握しており、時間調整に慣れていることが望ましい。
アシスタント 4名 各グループについて、必要に応じたアドバイスを行う。
参加者 20名程度 4・5名ずつグループに分かれる。
審査員 5名 各グループの発表を見て採点を行う。

◎方法   詳細は指導計画を参照
<ルール>
1.各グループともに、アマゾン川に浮かぶ課題カードを1枚ずつ取得し、そこに記載されているテーマに基づきディスカッションを行った後、その結果を神殿エリアにて発表、採点してもらう。
2.アマゾン川ではA3用紙2枚を浮き石として利用することができる。
3.紙の使用方法は、各グループで自由に検討してかまわない(二つに切るなどしてもOK)。
4.ただし、紙からはみ出た学生は、ピラニアに食べられてしまう(ピラニアワッペンを胸に貼る)。
5.課題カードには、「おにぎりは丸と三角のどちらがよいか?」などの2者択一式のテーマが書かれている。
6.各グループは、課題カードに書かれたテーマに基づきディスカッションを行い、その結果をホワイトボードにまとめる。
7.神殿エリアでは、このホワイトボードを効果的に活用しながら、5分間のプレゼンテーションを行い、5名の審査員(酋長)による採点を受ける。
8.採点は20点満点とし、10点の減点ごとにひとりがピラニアワッペンをつけられる。
9.2回課題をクリアしたあと、ピラニアワッペンをつけられていない学生のみがアマゾン川を渡ることができる。
10.最終的に渡り終えた速さと学生の人数、プレゼンテーションの点数を合わせ、順位を決定する。

<進め方>
1.あらかじめ体育館などの広いスペースに、アマゾン川と集落エリア、神殿エリアを作成しておく。アマゾン川の中央には課題カードを並べる。
2.全体が集まったら進行方法を説明する。講師は、スライドを用いて参加者全体にルールを伝え、これから何を行うのかを周知する。
3.ゲームが始まったら、まず各グループはアマゾン川の周辺に集まり、与えられたA3用紙2枚をどのように活用するか話し合い、工夫を凝らして課題カードを1枚取る。
4.この際、紙からはみ出した学生がいたら、アシスタントがピラニアワッペンを胸に貼る。(ワッペンを貼られた学生も継続して活動に参加できるが、最後にアマゾン川を渡るときには、岸で待機となる。)
5.課題カードを取れたら、集落エリアに移動し、与えられたテーマに基づきディスカッションを行う。この際、ホワイトボードを効果的に活用するよう助言する。
6.ディスカッションがまとまったら、ホワイトボードをもって神殿エリアに移動し、審査員に対して話し合いの結果を発表する。
7.審査員は、2者択一式の回答のうち、両方のメリット・デメリットがきちんとあげられているか?説明は論理的で結果に説得力があるか?など、論理性の観点から採点を行い、即座に集計する。
8.採点を終えたら、そのグループに対して点数を発表し、得点に応じてピラニアワッペンを貼る。(ピラニアワッペンはひとり一つまでとし、既にワッペンを貼られている学生には、重複して貼らない)
9.上記の要領で2回課題をこなしたら、ピラニアワッペンを貼られていない学生の数を確認し、これらの学生が全員で協力してアマゾン川を渡る。この際も利用できる浮き石は最初に渡したA3用紙2枚のみとし、紙からはみ出した学生にはピラニアワッペンを貼る。
10.最終的に渡り終えた順番によって、1位のグループは1人20点、2位のグループはひとり18点・・・と点数をつけていき、(渡り終えた人数×点数)+(プレゼンテーションの獲得点数)で総合順位を決定する。
11.すべてが終了したら、審査員は最もすばらしいプレゼンテーションを行ったグループを発表し、これらのグループにもう一度全員の前で内容を発表してもらう。

◎留意事項
・場所は、体育館ないし50名以上入れる教室・講堂(床が平面)で実施するのが望ましい。
・アマゾン川の幅は5メートル前後とし、マスキングテープなどで床に両岸を示すラインを引いておく。
・課題はできるだけ多様な意見を出せるような内容とし、簡単に答えが出せないテーマを検討する。
・ホワイトボード用マーカーは黒だけでなく、赤色、緑色、青色などいくつかの色を用意しておきたい。
・講師・アシスタントはコミュニケーション面で取り残される学生がいないかどうかを注意深く見守り、その場に参加できていない学生がいる場合には、どうしたらよいかグループで考えさせるよう支援する。

指導計画 指導教材 実践例

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