”いつでもどこでも”の情報保障の実現に向けて―遠隔情報保障事業成果報告書―

2016年3月31日発行

本書は遠隔情報保障支援の全国普及に向けた基盤づくりという使命を追求するなかで、事業メンバーによる遠隔情報保障のあり方について出したひとつの結論です。 遠隔情報保障事業は、東日本大震災の被災地域の大学に対し、全国各地の大学から遠隔で情報保障支援を行ったことがきっかけとなっており、本書内でも遠隔情報保障による実践事例紹介やFD/SDセミナーの実施報告を掲載しています。
本事業は4年間にわたり、遠隔情報保障システムを活用した実践を重ね、そこから得られた知見やノウハウを様々な形で発信してきました。
遠隔情報保障支援がめざすべき究極の目標は、いつでもどこでも聴覚障害学生の誰もが質の高い支援を受けられることなので、遠隔情報保障を通じて高等教育機関にふさわしい情報保障の質のスタンダードを作り上げることが今後のPEPNet-Japanの重要課題のひとつであると考えています。このことから、本事業はこの次のステップにつなげていくための務めを十分に果たすことができたのではないかと少しばかり安堵しています。

<目 次>

はじめに
第1章 座談会~遠隔情報保障を導入した大学からのメッセージ~
第2章 遠隔情報保障事業スタートに至るまでの経緯
第3章 遠隔情報保障とは
第4章 遠隔情報保障による実践事例紹介

 1.運用開始までに行った環境整備
 2.遠隔情報保障を利用した場面
 3.特性を活かした入力形態
 4.字幕配信に限定した遠隔情報保障システムの活用
 5.他大学・学外団体との連携・サポート
 番外編:遠隔情報保障事業内で実施した新たな取り組み
第5章 FD/SDセミナー遠隔情報保障のこれからを考える~実践報告
資料 遠隔情報保障事業のあゆみ

遠隔情報保障事業成果報告書 表紙

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→ 筑波技術大学機関リポジトリ(”いつでもどこでも”の情報保障の実現に向けて―遠隔情報保障事業成果報告書―)(PDF 9.4MB、全109ページ)
(筑波技術大学リポジトリのページが別ウィンドウで開きます)

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発行日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)
編集日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)
遠隔情報保障事業ワーキンググループ
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