VUEVOを用いた情報保障の新たな可能性 ■1.従来の音声認識とVUEVOの違い UDtalk 写真:UDトークの画面 会話が下から上へ流れている VUEVO  写真:VUEVOの画面 右にタイムライン 左は図 真ん中にVUEVOがあり、声が出ている方向に文字が出ており、それぞれ色分けされている 話した方向から自動的に話者を切り分けて表示(8名まで) ■2.VUEVOのメリット・デメリット メリット 利用者 ・ 話者の音の方向性がわかりやすい ・ 会話を振り返ることができる ・ ビューのデザインを変更できる 支援者 ・ 誤字訂正の負担が少ない ・ 話者名の入力は最初だけで済む ・ 教室にいる場合、話者の把握が楽 ・ リモートでも支援ができる 共通 ・ 文字情報の反映が早い ・ デザインが見やすい ・ 音声認識の精度が高い デメリット 利用者 ・ マイクの位置の工夫が必要 ・ 話者が移動すると話し手が分からなくなる ・ 音の方向性の誤認識 ・ 一度に表示される量が多く、見づらい 支援者 ・ オンラインの場合、話者の把握が困難 ・ 資料の読み上げをしている場合は、別の支援方法に切り替える必要がある ・ 声が重なった場合、修正時に混乱しやすい 共通 ・ ネットワークの状況で動作が固まることがある ・ 騒がしい環境は適しない ・ 参加者の話し方によっては認識されない ■3.VUEVOの効果を最大限に生かすための工夫 利用者 ・ 事前に授業資料を支援者に共有 ・ VUEVOの仕組みを他の人に説明する ・ 話者名を登録する ・ 全員が座ったら、名前を1人1人言ってもらい、話者の方向が被らないように調整する ・ 認識が遅れているときはメンバーに遅れていることを伝達 支援者 ・ 話者名を登録する ・ 授業資料を確認し、誤認識しそうな単語を登録する ・ 状況に応じて支援方法を変える ・ 認識が遅れているときや、修正が追いつかない場合、メンバーに伝える 教員 ・ 事前に資料を共有 ・ 認識が追いついているか確認しながら進行する ・ 声が被る場合は座る位置の調整を依頼する 音声認識の支援は参加者全員の協力があって成立する! 愛媛大学教育学生支援部学生生活支援課アクセシビリティ支援チーム TEL:089-927-8114 E-mail: accessibility@stu.ehime-u.ac.jp HP: http://accessibility.office.ehime-u.ac.jp/