利用学生に寄り添い,ともに考える支援 東北大学特別支援室 学生サポーター(石澤真優,遠藤麻衣,窪田真由子,朝賀愛美) ■本学で行なっている情報保障の形 UDトーク 発話者の音声を認識し自動で文字情報に変換するアプリ サポーターによる修正 認識漏れ・誤字の修正をサポーターがリアルタイムで行う 文字起こし UDトークのログをもとにゼミの動画を聞きながら修正・補足 密なコミュニケーション 利用学生とサポーター,サポーター同士で相互に意見交換 ■UDトークを用いた情報保障を行う背景 @オンライン・双方向型のゼミ形式 A専門的で高度な内容 B拘束時間が長い Cサポーターごとにスキル・専門領域が異なる (写真:4名の学生がリアルタイムでの情報保障を行なっている様子) ■工夫している点 〈ゼミ当日〉 ・発言内容だけでなく雰囲気やニュアンス,状況も伝える (… を用いて言い淀みを表現) ((笑) で冗談や会話の雰囲気を表現) (? を用いて疑問のニュアンスを明確化) (UDトークの不具合を知らせる) (咳払いなどの文字に反映されない出来事を説明) (「」 を用いて引用を表す) ・振り返りの実施 →サポーター,利用学生,支援室,ゼミ参加者でフィードバックを共有 読み上げ機能の動作・読み間違いの確認 改善点をその都度確認,要望や疑問点などを相互に意見交換 〈翌日以降〉 ・視覚的にも理解しやすいログの修正 →利用学生からのフィードバックを取り入れる 例)ゼミのログ:黒字 修正箇所:赤字 サポーターによる補足:青字 (アイコンタクトでのやり取りを補足) (指示語の内容を補足) (写真:一名のサポーターが翌日以降にパソコンで文字起こしをしている様子) ・原稿のダブルチェックを行い,情報の抜け漏れを防ぐ ・経験者,未経験者を交え,流動的な体制で行う →マニュアルを作成し,継続的に,全体で支援できるようにする ■東北大学 学生相談・特別支援センター 特別支援室(大友・本田) 電話番号:022-795-7696 メールアドレス:t-sien@ihe.tohoku.ac.jp X:@tohokuDSO_sapo(東北大学 学生サポーター)