■校章 広島女学院大学 広島女学院は2025年10月1日 創立139周年(大学開設76周年)を迎えます。 ■広島女学院大学・障がい学生高等教育支援室の今 ■支援室の体制変遷 2014年障がい学生高等教育支援室開室 室長 副室長 非常勤職員(アルバイト)2名 2018年室長 支援相談員(常勤嘱託職員)1名 2025年室長 支援相談員退職に伴い、常勤カウンセラーが支援相談員を兼務 支援室で支援する障害学生数:年間20〜30名で推移 障害種別:開室以来、聴覚障害学生が在籍していたが、25年度で初めてゼロとなる。 「キリスト教の時間」での情報保障は継続中。 ■写真@障がい学生高等教育支援室の事務室 2024年9月からは月に1回、「障害学生支援情報交換会」をオンラインで開催しており、この事務室から配信を行っています。 広島市近郊の大学をはじめ、支援に関わるさまざまな立場の方と情報を共有し、つながりを広げる拠点となっています。 写真@(写真には「障がい学生高等教育支援室」の入口が写っています。 ドアには大きく青地に白文字で「障がい学生高等教育支援室」と書かれた案内板が貼られており、 その下には連絡先メールアドレスと開室時間(平日 8:30?16:30)が表示されています。 室内には丸いテーブルと椅子が配置され、打ち合わせや相談ができるスペースになっています。窓からは自然光が入り、明るい雰囲気です。 周囲にはプリンターやコピー機、本棚などもあり、事務的な作業や資料整理ができる環境が整っています。) ■写真A支援学生ボランティアの活動 毎週火曜日に講堂で行われる「キリスト教の時間」では、支援学生ボランティアが情報保障を担当しています。 ウェブベース遠隔文字通訳システムcaptiOnlineを使い、講演やメッセージをリアルタイムで文字にして届けています。 このプログラムは学内外に開かれており、全ての方に向けて情報保障を提供しています。 写真A(この写真は、大学の講堂で行われている授業「キリスト教の時間」の一場面です。 前方には大型モニターが設置され、話されている内容が文字で表示されています。これは聴覚に困難を持つ学生のための情報保障としての字幕表示です。 写真の手前には2名の学生が並んで座り、それぞれノートパソコンを操作しています。 彼女らは「支援学生ボランティア」として、授業で話される内容をリアルタイムで入力し、字幕を作成しているところです。 奥にはオルガンと演壇があり、授業を担当している教員の姿も見えます。) ■写真B支援学生ボランティア研修会 学生の学修を支援するアカデミック・サポート・センター(ASC)では、情報保障の活動に参加したい学生を対象に、研修会を行っています。 写真B(この写真は、支援学生ボランティアを対象とした研修会の様子を写したものです。 前方には講師が立ち、マイクを手に資料を持ちながら説明を行っています。 その横には大型モニターがあり、字幕入力や情報保障に関連するソフトウェアの画面が映し出されています。 画面にはリアルタイム入力された文字が表示されており、情報保障の実習を行っていることがわかります。 手前には研修に参加している女子学生が2名座り、ノートパソコンを操作しながら画面を見ています。 学生たちは実際に入力やシステムの操作を試み、情報保障の実務を学んでいる最中です。) ■写真C小さなカームダウンスペース『ウーム』 『ウーム』は、一人で静かに過ごせる小さなお部屋です。 気持ちを落ち着けたいときや、一人になりたいときに、利用できます。 写真C(この写真は、カームダウンするためのウームと呼ばれる部屋です。 部屋全体は温かみのあるオレンジ色の壁で囲まれ、柔らかい雰囲気を演出しています。 床の一角には小さな白い玉砂利風の素材が敷き詰められており、その中央には白い布製のティピーテントが設置されています。 窓からの自然光とエアコンにより、快適な環境が整えられています。) ■写真D学習・休憩室 安心して学習や休憩を行えるように整えられたスペースです。 遠隔授業を受けることもできます。 集中して学びたいとき、静かに休みたいときに利用できます。飲食も可能です。 写真D(この写真は、障害学生が学習や休憩のために利用する部屋です。 部屋の中央にはホワイトボードとプロジェクターが設置されており、ここで遠隔授業を受けることもできるようになっています。 壁際の窓からは自然光が差し込み、ブラインドで光の強さを調整できるため、落ち着いた学習環境が確保されています。 室内には複数の小さな丸テーブルが配置され、それぞれに明るい黄緑色の椅子が備え付けられています。 部屋の隅には木製の収納ベンチが置かれ、その上にクッションが置かれているため、リラックスできるスペースとしても利用できます。) ■写真E相談室 障害学生や保護者、支援関係者との面談が行われる小部屋です。 写真E(この写真は、障害学生や保護者、支援関係者との面談が行われる小部屋です。 壁は落ち着いたオレンジ系の塗り壁で、窓からは自然光が入り、ブラインドで光の調整ができるようになっています。 中央には長方形の木目調テーブルがあり、明るい黄緑色の椅子が6脚並んでいます。 奥にはエアコンが設置されており、快適な環境で相談ができる空間となっています。) ■広島女学院大学の設置者変更・大学名変更について 2026年度から、広島女学院大学の設置者は、学校法人広島女学院から学校法人YIC学院に変更となります。 さらに2027年度からは、大学名も広島女学院大学からYIC学院大学へと変わる予定です。 名称や設置者は変わりますが、これからも変わらず障害学生支援に取り組んでまいります。今後ともどうぞよろしくお願いします。 障がい学生高等教育支援室長 山下京子