2012年3月31日発行
高等教育で支援を受けながら大学生活を送る聴覚障害学生が増加する一方、学生が自ら支援の必要性を訴えたり、周囲に働きかけて環境改善を図る経験をしないまま大学等を卒業し、社会に出てから人間関係や情報保障に関して困難を抱えるケースが少なくありません。
そこでPEPNet-Japanエンパワメント事業では2010年9月に「聴覚障害学生エンパワメント研修会」を開催しました。これは、聴覚障害学生のエンパワメントを後押しするとともに、聴覚障害学生のエンパワメントに必要な要素を検討し、プログラムを開発するために行われたものです。
本冊子は、当日に行われた様々なプログラムの様子を報告しました。また企画の立て方も詳細に記述し、今後全国の大学で同様の取り組みを実施するときに参考となる内容となっています。ぜひご活用ください。
もくじ
【資料】エンパワメント事業活動紹介ポスター
はじめに
聴覚障害学生エンパワメント研修会 概要
研修①【お互いを知る】
研修②【ロールモデルに学ぶ(1)】
交流①【学生交流企画】
研修③【支援の活用を学ぶ】
研修④【就職に備える】
研修⑤【ロールモデルに学ぶ(2)】
交流②【筆談飲み会】
研修⑥【キャリアをデザインする】
教職員プログラム
働く先輩たちのプチ工夫集
【資料】ビジョン達成シート
冊子での送付をご希望の方は、以下のお問い合わせフォームから「資料・教材のお申し込み」よりお申し込みください。
ダウンロードして閲覧することも可能です。
→PDFファイルダウンロード(211ページ、54.5MB)
(筑波技術大学リポジトリのページが別ウィンドウで開きます)
大学・短期大学等でご活用いただくことを目的に作成していますので、紙媒体での印刷配布は自由に行っていただいて構いませんが、著作権はPEPNet-Japanに帰属しています。
また、電子媒体での配布や、掲載画像の引用、商用での利用はご遠慮いただきますようお願いします。
発行 | 筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター |
---|---|
執筆者 | 日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク エンパワメント事業ワーキンググループ |
編集 | 大杉豊・石野麻衣子・中島亜紀子・白澤麻弓 |
執筆者
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)エンパワメント事業ワーキンググループ
- 大杉 豊(筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 准教授)(代表)
- 管野奈津美(筑波大学大学院)
- 日下部隆則(富士ゼロックス株式会社・同志社大学 学生支援機構 キャリアセンター 障害学生支援アドバイザー・同志社大学 全学共通 教養教育センター 講師)
- 河野恵美(立教大学 しょうがい学生支援室 しょうがい学生支援コーディネーター)
- 児玉英之(慶應義塾大学大学院)
- 長野留美子(関東聴覚障害学生サポートセンター)
- 石野麻衣子(筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 特任研究員)
- 中島亜紀子(筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 特任助手)
※敬称略、肩書きは発行当時