大学入学共通テストでは、障害のある学生に対する受験特別措置が定められています。試験情報については大学入試センターより発表され、受験申込前の個別相談も実施されています。詳細は大学入試センター 事業第一課へお問い合わせ下さい。
「大学入試センター試験受験案内(別冊)」に記載されている特別措置の内容
対象となる者
①両耳の平均聴力レベル(右耳・左耳それぞれの平均聴力レベル)が60デシベル以上の者
②上記以外で聴覚に関する配慮を必要とする者
全ての科目において配慮する事項
- 手話通訳士の配置及び注意事項等の文書による伝達
(両耳の平均聴力レベルが原則として60デシベル以上の者) - 注意事項等の文書による伝達(注意事項等の文書による伝達とは、試験室で監督者が口頭で指示することを文書にし、受験者に配布するもの)
- 座席を前列に指定
- 補聴器又は人工内耳の装用(無線通信機能(FM電波やBluetooth等)を用いた補聴援助システムは使用できないため、受信機能のスイッチを切って使用。ただし、リスニングに限り無線通信機能を用いた補聴援助システムの持参使用が申請できる。)
リスニングにおいて配慮する事項(例)
- 両耳の平均聴力レベル(右耳・左耳それぞれの平均聴力レベル)が60デシベル以上の重度難聴者等で、リスニングを受験することが困難な者
→リスニングの免除
(リスニングを免除した者については、大学入試センターから、英語のリーディングの成績とリスニングを免除した旨が大学に提供される。リスニング免除の場合の英語の成績の取扱については、志望大学に問い合わせること) - 上記以外の者
→音声聴取の方法
・イヤホンまたはヘッドホンの持参使用(送信機がICプレーヤーとコードで接続できるものに限る)
・CDプレーヤーのスピーカーから直接音声を聞く方式(リスニングのみ別室で実施)
・補聴器をはずしてイヤホンを使用
・補聴器又は人工内耳のコネクターに持参したコードを接続
・ヘッドホンの貸与
・補聴援助システムの持参使用(送信機がICプレーヤーとコードで接続できるものに限る)
→試験室:一般受験者と同室
必要な申請書類
- 受験上の配慮申請書
- 診断書
- (リスニングの免除を申請する場合)状況報告書