職場で行われる懇親会は、聴覚障害者の苦手とする場面の一つではないでしょうか。たくさんの人が話をする上に、周りの騒音で普段よりも聞き取りが困難になることが多い懇親会場面で、先輩達が行っている工夫を紹介します。

懇親会前に伝えるべきことは?

情報提供者 一般企業

プチ工夫の内容

職場での懇親会では、食べられないもの、食べたいものがあるかどうか、を事前に希望を聞かれることがあるが、そのときに、できればBGMがないお店、または個室がよい旨、幹事にあらかじめ伝えておく。居酒屋のような場では、ほとんど聞き取れず会話に入れないから、という理由も伝える。

想定される/認められた効果

あらかじめ幹事に伝えておくことで、自分の状況を伝えつつその場に参加したいと思っていることも伝えられる。事前に伝えておくと、幹事の人の手間を最小限に抑えることもできる。もし、希望のお店の予約ができなかったとしても、すでに自分の事情は伝えてあるので、幹事の人は「どうする?」などと聞いてくれる。職場の懇親会当日に勇気を振り絞って自分の事情をみんなにカミングアウトする必要もなくなる(笑)

懇親会で会話の中身を知るには?

情報提供者 一般企業

プチ工夫の内容

懇親会にはデジタルメモ「ポメラ」を持っていき、周りの会話をタイプしてもらう。

想定される/認められた効果

筆談よりは、タイプする方が早い。
飲み会の会話が分かるようになる。乾杯の挨拶、上司の挨拶、異動者の挨拶などが分かるようになる。
会話に参加できることで、私のことを知ってもらう機会が増える。(・・・だけどどう思う?と話を振られても、ちゃんと答えられるようになる⇒話を振る側も振りやすい)

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