PEPNet-Japanとは

日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)は、2004年10月に全国の高等教育機関で学ぶ聴覚障害学生の支援のために立ち上げられたネットワークで、事務局が置かれている筑波技術大学をはじめ全国の会員大学・機関の協力により運営されています。
本会は聴覚障害学生支援のパイオニアとして、聴覚障害学生のニーズに寄り添い、時代に横たわるさまざまな課題に取り組みながら、新たな事例やノウハウを生み出し、発信していくことを使命と考えています。あわせて、全国の大学における聴覚障害学生支援の実態に目を向け、そこから学びを得るとともに、未だ支援が行き届いていない大学における支援体制を引き上げていくことが、我々の責務と捉え、活動しています。

「高めあう」「ともに学ぶ」「協働する」「発信する」、「広げる」

これらのミッションを達成するため、「高めあう」「ともに学ぶ」「協働する」「発信する」、「広げる」をキーワードに、幹事大学・機関はもとより、すべての正会員大学・機関とともにさまざまな活動に取り組んでいます。

事業内容

1.会員拡大と組織運営

  • 入会・問い合わせ対応ならびに会員拡大に向けた広報活動
  • 運営委員会の開催(年3回程度)
  • 総会の開催(年1回)

2.日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウムの開催

全国の大学における聴覚障害学生への支援実践に関する情報を交換するとともに、PEPNet-Japanの活動成果をより多くの大学・機関に対し発信することで、今後の高等教育機関における聴覚障害学生支援体制発展に寄与することを目的として、年に1回開催しています。
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3.聴覚障害学生支援に関するリソースの普及および開発・改訂

これまで開発したリソースの普及活動ならびに提供を続けるとともに、必要に応じて新規コンテンツの開発ならびに現存コンテンツの改訂を行っています。
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4.相談対応事業

全国の高等教育機関における聴覚障害学生の修学環境向上を後押しするため、大学教職員、聴覚障害学生および関係者等からの聴覚障害学生支援に関するあらゆる相談に対応しています。
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5.情報保障技術に関するコンサルティング事例の蓄積

T-TAC Captionをはじめとする遠隔情報保障システムなどの情報保障技術に関する相談や技術提供・指導の事例を蓄積し、発信していくことで、聴覚障害学生支援における情報保障技術の質的・量的な向上と正しい理解普及に努めています。

6.会員大学・機関との協働実践(PEPNet-Japanリソース活用事業)

PEPNet-Japanがこれまで蓄積してきた人的資源やリソース、コンテンツを活用し、研修会や情報交換会等、ならびに新たなコンテンツ等の作成等、その時々で必要とされるテーマについて正会員大学・機関とともに協力して取り組んでいます。

7.会員向け情報配信ならびに会員同士の情報共有の促進

①メーリングリストでの情報発信

  • 聴覚障害学生支援に関する情報配信サービス(全会員対象)
  • 教職員対象情報交換用メーリングリスト(正会員大学、準会員大学に所属する教職員)

②情報配信

  • 新規成果物の先行送付(正会員)または優先案内(準会員、個人会員)

③正会員を対象とした情報共有

  • 「正会員大学・機関情報交換会」の開催(正会員)
  • 正会員大学・機関を対象とした共有フォルダを活用した情報共有やNews Letterの発行(正会員)

8.聴覚障害学生支援MAP(PEPなび)の運営

全国の大学の聴覚障害学生支援情報をまとめたデータベース「聴覚障害学生支援MAP(通称:PEPなび)」を運営しています。
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9.ウェブサイト・Twitter等の運用

幅広い層に情報を届けるため、ウェブサイトの他、Twitter等を運用し、会員内外に情報発信をしています。
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10.その他

文部科学省による「障害のある学生の修学・就職支援促進事業」(京都大学HEAPおよび東京大学PHED)との連携

HEAP
PHED

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