職場で周囲の人々に理解をしてもらうための工夫はまだまだあります。ここではその他先輩達が行っている工夫を紹介します。

社内外へ障害理解の啓発をするには?

情報提供者 一般企業

プチ工夫の内容

手話や聴覚障害者についての理解の啓発を目的としたHPを作成し、子会社である自社のみならず、親会社やグループ会社にも理解を広めるため、グループ会社全体の社内報に掲載してもらって発信した。

想定される/認められた効果

グループ会社全体の社内報に掲載されたことで、他のグループ会社に属する健聴社員から、「励まされた」「今まで聴覚障害者のことをよく知らなかったので知ることができた」「手話を勉強してみたい」などという声が寄せられた。

障害を「プチ疑似体験」してもらうには?

情報提供者 教員

プチ工夫の内容

スマートフォンにローパスフィルタ処理した音声ファイルと話者が話す様子を収録した読話映像ファイルを保存して視聴させる。
(実はまだ検討中の段階だが有効かも。)

想定される/認められた効果

手軽に難聴の基本的なイメージをつかんでもらえる。
筆談への必要性や動機付けが増すと思う。

職場のレイアウトの工夫は?

情報提供者 大学教員

プチ工夫の内容

自分が気持よく仕事できるための環境作り。

  1. 壁または本棚、仕切りなどを背にする。
  2. 人、とくに来客、同僚、直接の上司などの動きが自然にわかるよう、最大の視野を確保する。
  3. 窓ガラスから入る、あるいは反射してくる光線による支障が出ないようにする。
  4. 電話機は自分の机には置かない。
想定される/認められた効果

周りの動きが自然にわかりにくいことからくる不要な不安感の解消。

部署の座席位置の工夫は?

情報提供者 一般企業

プチ工夫の内容

あらかじめ、部署の座席レイアウトを見た上で、自分にとって来客等が視覚的に分かりやすい位置、かつ上司や同僚の顔が見えてコミュニケーションがとりやすい座席はどこかを考えて、座席の位置を考慮してもらう。必ず、その理由を一緒に働いている人間に伝える。

想定される/認められた効果

窓口に自分が背を向けているという理由で来客に気がつかないというようなことはなくなった。また、座席位置を考慮してもらったことで、部署の中で誰よりも早く来客に気がつくことができるようになった。

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