研修②「支援技術を体験し、活用方法を学ぼう!」

【支援技術を体験しよう!】

講師:三好茂樹氏(筑波技術大学)

パソコンノートテイクをする様子 普段聴覚障害学生は支援を受ける側だが、今回は手書きノートテイクとパソコンノートテイクを書く側、打つ側を体験した。これにより、主体的に活用するための文字情報保障の知識や技術を得ることができた。同時に、支援学生の気持ちや大変さを体験することができ、今後自分の大学に戻ったときの支援学生への声かけやニーズの伝え方にも改善が見られることが期待される。

パソコンノートテイクをする様子

(詳細は、「聴覚障害学生のエンパワメント事例集 支援者を体験!『ノートテイク・パソコンノートテイク』実践の様子」を参考にされたい)

参加学生の声

「大学では手書きノートテイクしか受けたことがなかったので、今回パソコンノートテイクについて知ることができた」
「実際にノートテイクをやってみて、テイカーさんのすごさ、大変さを知った」
「支援する立場になってみると、難しいことが理解できた。これからも、お互いに気持ち良くテイクができるようにしたい」

教職員の声

「あえて支援学生のパソコンノートテイクを体験することで、何気なく受けている情報保障を提供することの大変さを実感し、改めて支援学生への感謝の念が湧いたと思われる」

【支援ニーズを把握しよう!】

講師:萩原彩子氏(筑波技術大学)

支援学生とやりとりする様子普段は自分の大学の情報保障しか見る機会のない聴覚障害学生に、特徴の異なる複数のパソコンノートテイク映像を見てもらうことで、改めて自分の持つニーズを発見してもらうことができた。さらに、支援学生に協力してもらい、ニーズを実際に伝えることで、どのように言えば自分の希望をきちんと伝えることができるのかを考え、伝えるときの相手に対する配慮や円滑なコミュニケーションのコツ(支援終了後、「ありがとう」と一言伝えてからニーズを伝える、など)も学ぶことができた。

支援学生とやりとりする様子


(詳細は、「聴覚障害学生のエンパワメント事例集 ニーズを伝えよう!『パソコンノートテイク』実践の様子」を参考にされたい)

参加学生の声

「これから支援の体制構築に関わる立場になるので、この研修は参考になった」
「今のままの頼み方でいいのかなと深く考えさせられた企画だった」

教職員の声

「情報保障者とのコミュニケーションが円滑になればよいと思う」
「自分のニーズを知り、それを支援学生に伝えることによって、より良い環境を一緒に作り出していくといった、自発・共同の意識が育つのだなと思った」

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