研修⑥・研修⑦「アクションプランを発表しよう!」

研修⑥「アクションプランを作成しよう!」

研修⑦「アクションプランを発表しよう!」

担当:橋本由美氏(旭川ろうあ協会)・大杉豊氏(筑波技術大学)

2日間の研修で学んだことをまとめ、具体的なプランを描くことを通して今後の目標や課題を整理すること目的に、アクションプランを作成した。アクションプランは、「10年後のわたし」をテーマとし、その時に実現していたい像を「ビジョン」、ビジョンを達成するために定める目標を「ゴール」、ゴールに向けて必要な行動を「アクション」、さらにその中で大学にいる間に実行できるものを「大学にいる間に実行できるアクション」として整理した。これらをまとめる際には、ファシリテーターの橋本氏、大杉氏、ブラシスが学生にコーチングの手法を用いて質問をなげかけ、思考の手助けをした。午後には、アクションプランを一人一人、他参加者の前で発表し、質問やアドバイスも受け付けた。聴覚障害学生にとっては、自分を振り返り、今後の目標や具体的な行動をじっくり考え、書くこと、発表することを通してより明確に意識することができる好機となった。

アクションプランを作成する様子
参加学生の声

「書いて発表したことで目標がどんどん明確になってきて、これから頑張っていこうという気持ちが強くなった」
「自分の将来像を書き出すことができた。他の方のお話を聞くことで、自分に必要なものを理解していくことができた」
「プランを立てるときに自分と向き合って自身と話しているような気持ちだった。ようやく向き合えた」
「自分の将来に向けてのビジョン、そこに到着するまでの過程を整理できた。ブラシスの方に指導していたいたのでとても参考になった」
「みんなの様々な夢、広がりを聞くことができた」
「人前で発表することの苦手意識を克服したいと思った。同じ夢を持つ人の発表が面白かった」

発表の様子
教職員の声

「この二日間のセッションを通して、多くの仲間の中で、自分を振り返り、また自信を深めてきた彼らは、将来に向けてのアクションプランを作り出す準備ができていたようだった。1人ひとりのシートを見ると『私にしかできないスピーチをしたい』というもの等、ユニーク且つ具体的で、教員の視野を広げてくれるものだった」
「開会式時にはどこか不安げだった学生が全員、自信をもった顔つきで自分の目標を発表していた姿は嬉しくもあり、うらやましくもあった」
「目標を立てて、プランを考え、書き出してみることは、定期的にやれるととてもいいのでは。この成果を得るまでの企画がすばらしいし、発表したみなさんもすばらしい」
「私の担当している学生が自分から『パソコン関係の資格を取りたい』『積極的にコミュニケーションをとるようにする』とアクション欄に記入しているのを見て感激した。今までそういう一歩が踏み出せない様子だったので。また、最後の最後に質問で手を挙げていた。少しずつでも確実に成長していくのだなと思った」

ページ上部へ