情報保障の方法 2.1人入力によるパソコンノートテイク

パソコンを用いて授業中の音情報を入力していく方法で、最近導入を検討する大学が頓に増加してきています。パソコンによるノートテイクは入力の方法で大きく二つにわけられます。

(1)1人入力によるパソコンノートテイク

手書きによるノートテイクと同様に、先生の話や音情報を入力できる範囲でできるだけ忠実にタイプしていく方法です。通常は2人以上のペアで15分程度で交代しながら入力しますが、同時に入力しているのは1人なのでこのような呼び方がなされています。

【入力例】
ワープロソフトを使った入力の例。下書き・全画面表示にすると見やすい。

パソコンノートテイクの入力例

システムは大学によってさまざまな工夫が凝らされていますが、ワープロソフトを用いて大きめの文字で入力し、その画面を聴覚障害学生がのぞき込むような形でも十分に情報保障が成り立ちます。このような方法であれば、手書きによるノートテイクと同様に手軽に導入が可能だと思いますので、ぜひ積極的に取り入れていくとよいでしょう。

【システム例】

例1 パソコンを2台使用した場合

1人入力時のシステム1

例2 パソコン1台、外部モニタ1台を使用した場合

1人入力時のシステム2

例3 無線キーボードを使用した場合

1人入力時のシステム3

講師:筑波技術大学障害者高等教育教育研究支援センター准教授 白澤麻弓氏

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参考になる資料

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《目 次》
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  • パソコンノートテイクとは?
  • パソコンノートテイク体験
  • パソコンノートテイクの練習
  • パソコンノートテイクの実際

【これで完璧!パソコン接続・設定】

  • パソコン同士の接続
  • ネットワークの設定
  • よくあるトラブルと解決方法
  • IPtalkのインストールと機能紹介
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