聴覚障害学生支援の流れ 3.授業における支援-年間業務の例-

聴覚障害学生支援に必要な年間業務の例を掲載しました。いずれもベーシックな内容に絞り込んで掲載していますので、個々の大学の事情にあわせてよりよい形にアレンジいただければ幸いです。

年間業務表 例

 大学行事 聴覚障害学生支援業務
10月  
11月入学試験 連絡事項の文書による伝達 ヒアリング試験への配慮 情報保障者の配置
12月入学前相談 相談時の情報保障者確保 授業の見学 配慮事項の相談・決定
1月  学内支援体制の検討 担当部署・担当者の決定
2月  
3月  教員への配慮事項伝達 情報保障者の募集 情報保障者養成講座の開講 入学式・オリエンテーションの情報保障者確保
4月入学式 オリエンテーション 授業開始 入学式・オリエンテーションへの情報保障者配置 シフト表の作成 顔合わせ会の実施 情報保障者の派遣
5月  フォローアップ スキルアップ研修会の開催
6月定期試験 試験時の配慮事項確認・伝達 情報保障者反省会の実施
7月夏期休業 
8月  夏期集中講座の開講
9月授業開始 シフト表の作成 顔合わせ会の実施 情報保障者の派遣
10月  フォローアップ スキルアップ研修会の開催
11月  
12月冬期休業 次年度情報保障体制に関する検討 次年度に向けた養成講座の開講
1月授業開始 
2月定期試験 試験時の配慮事項確認・伝達 情報保障者反省会の実施 年度総括
3月  次年度情報保障者の募集

日常業務

  • 相談対応
    (聴覚障害学生、情報保障者、教員、その他)
  • 授業変更への対応
  • 情報保障者への支援
  • 謝金処理

など

講師:筑波技術大学障害者高等教育教育研究支援センター准教授 白澤麻弓氏

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