PEPNet-Japan TipSheet改訂版一覧
聞こえないってどういうこと?ノートテイクって何?聴覚障害学生支援を実施するためには、こうしたさまざまな知識が必要となるものです。PEPNet-Japanでは、このような基本知識をトピックごとにまとめたTipSheetを作成しています。この度「障害者権利条約」や「障害者差別解消法」など、障害学生支援に関わる法改正を受けて、内容の大幅な改訂を行いました。容易に配布可能なリーフレット形式なので、授業担当の先生やノートテイカーの学生に渡して読んでもらい、必要な知識や情報を手軽に広めることができます。いずれも聴覚障害学生支援を行う上で知ってほしい内容がたくさん詰まっていますので、ぜひダウンロードの上ご利用いただければ幸いです。
また、現在までに開発した26テーマを冊子版にまとめた「トピック別聴覚障害学生支援ガイド-PEPNet-Japan TipSheet集(改訂版)」も発行しております。詳細はこちらからご覧下さい。
2016年5月31日公開
高等教育における聴覚障害学生支援①
白澤麻弓
- 聴覚障害学生支援の必要性
- 聴覚障害学生の感じる困難
- 講義保障の手段
- 講義保障の担い手
→「高等教育における聴覚障害学生支援」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
聴覚障害学生支援の全国的状況と大学に求められる取り組み②
白澤麻弓
- はじめに
- 聴覚障害学生支援の現状
- 法律の施行と大学に求められる取り組み
→ 「聴覚障害学生支援の全国的状況と大学に求められる取り組み」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
障害者政策の変容と差別解消法の意義③
三原岳
- 障害者政策の転機
- 障害者基本法の改正
- 障害者差別解消法の枠組み
- 国連障害者条約とADA法
- 文部科学省検討会の動向
- 手話言語条例などの動向
→ 「障害者政策の変容と差別解消法の意義」ダウンロード
(2016年3月30日 初版)
合理的配慮の考え方と決定過程④
三原岳
- 障害者差別解消法のインパクト
- 社会的障壁とは何か
- 合理的配慮のプロセス
- リスニング試験、シンポジウムの場合は?
- 試行錯誤の積み重ねを
→「合理的配慮の考え方と決定過程」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
聴覚障害の社会モデル⑤
松岡克尚
- 社会モデルで捉える聴覚障害
- (1)聞こえの程度は様々
- (2)聞こえないことによる困難
- (3)障害者権利条約と社会モデル
- (4)障害者差別解消法と合理的配慮
→ 「聴覚障害の社会モデル」ダウンロード
(2016年3月30日 初版)
聴覚障害⑥
大沼直紀
- 聞こえのしくみと難聴
- (1)外耳
- (2)中耳
- (3)伝音性難聴
- (4)感音性難聴
- (5)人工内耳による聴覚の回復
- (6)子供の難聴とおとなの難聴
→ 「聴覚障害」ダウンロード
(2016年3月30日 第3版)
聴覚障害幼児・児童・生徒を囲む教育環境⑦
根本匡文
- 障害の早期発見と教育の開始
- 幼稚園段階の教育環境
- 小学校段階の教育環境
- 中学校段階の教育環境
- 高等学校段階の教育環境
- 障害とニーズの多様性
→ 「聴覚障害幼児・児童・生徒を囲む教育環境」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
聴覚障害教育におけるコミュニケーション方法⑧
太田富雄
- 聴覚障害教育におけるコミュニケーション方法
- 聴覚口話法
- キュード・スピーチ
- 手話法
- (1)同時法(同時的手指法)
- (2)早期の手話導入(日本手話の活用)
→ 「聴覚障害教育におけるコミュニケーション方法」ダウンロード
(2016年3月30日 初版)
聴覚障害学生のコミュニケーション方法⑨
松﨑丈
- コミュニケーションの本来の意味
- コミュニケーション方法の最適な選択
- コミュニケーション方法の特徴と対応
- コミュニケーションの共同的実践
- 最後に
→ 「聴覚障害学生のコミュニケーション方法」ダウンロード
(2016年3月30日 初版)
聴覚障害学生の意思表明とその支援⑩
吉川あゆみ
- さまざまな聴覚障害学生
- 支援がもたらす心理的葛藤
- 心理的葛藤から主体性形成・共生改革へ
- 各段階に応じた支援
- 全段階を通しての支援
→「聴覚障害学生の意思表明とその支援」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
授業における教育的配慮⑪
石原保志
- 聴覚障害学生への情報保障の意義
- 全般的な留意事項
- 授業における留意事項
- (1)講義形式の授業
- (2)ゼミ形式の授業
- (3)体育などの教室外の授業
- (4)実験や実習
→「授業における教育的配慮」ダウンロード
(2008年10月26日 第5版)
情報保障の手段⑫
岩田吉生
- 様々な情報保障の手段
- 文字による支援方法
- (1)ノートテイク
- (2)パソコンノートテイク
- (3)OHCノートテイク
- (4)音声認識ソフトによる音声同時字幕システム
- (5)遠隔情報保障
- 手話通訳
- その他の様々な情報保障の手段
- (1)板書
- (2)講義資料
- (3)ビデオやDVDの字幕
- (4)FM補聴器の貸し出し
→ 「情報保障の手段」ダウンロード
(2016年3月30日 第5版)
文字による支援方法⑬
三好茂樹
- 文字による支援とは?
- ノートテイク
- パソコンノートテイク
- OHCを用いた手書き要約筆記
- 遠隔地での支援
- 音声認識による支援
- 速記による支援
- おわりに
→ 「文字による支援方法」ダウンロード
(2016年3月30日 第5版)
手書きのノートテイク その特徴と活用⑭
太田晴康
- ノートテイクの目的
- 手書きによるノートテイクの特徴
- ノートテイクの評価
→ 「手書きノートテイク その特徴と活用」ダウンロード
(2016年3月30日 第3版)
高等教育での手話通訳の活用⑯
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局
- 手話とは
- (1)手話とはどんなもの?
- (2)手話を使う人は?
- 手話通訳とは
- (1)通訳とは?
- (2)手話通訳の特徴
- (3)高等教育における手話通訳
- 手話通訳を利用した授業
- (1)手話通訳派遣の手順
- (2)手話通訳者への情報提供
- よりよい情報保障を行うために
→ 「高等教育での手話通訳の活用」ダウンロード
(2016年3月30日 初版)
手話通訳による支援1(大学への登録制度)⑰
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局
- 手話通訳者の確保
- (1)派遣機関に依頼する方法
- (2)高等教育機関で通訳者を確保する方法
- 支援の実際
- 最後に
→ 「手話通訳による支援1(大学への登録制度)」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
手話通訳による支援2(手話通訳スタッフの雇用)⑱
金澤貴之・群馬大学障害学生サポートルーム
- 手話通訳者の雇用に至る経緯と業務内容
- (1)雇用の背景
- (2)学内体制について
- (3)現在の業務内容とスタッフ数
- 学生のニーズ把握と地域手話通訳者の活用
- (1)手話通訳の派遣決定
- (2)地域手話通訳者の活用
- 支援の実際
- 最後に
→ 「手話通訳による支援2(手話通訳スタッフの雇用)」ダウンロード
(2016年3月30日 第3版)
通訳者の健康障害とその対応⑲
垰田和史
- はじめに
- 頸肩腕障害とは
- 手話通訳における頸肩腕障害問題の経過
- なぜ手話通訳者は頸肩腕障害になりやすいのか
- (1)身体的負担
- (2)中枢神経系への負担
- 手話通訳者の健康を守るための注意事項
- (1)手話通訳作業に関する注意
- (2)手話通訳環境に関する注意
- (3)健康管理に関する注意と雇用主の責任
- (4)手話通訳者の自己努力
→「通訳者の健康障害とその対応」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
補聴援助システム⑳
立入哉
- 「補聴援助システム」とは?
- 「補聴援助システム」の効果とは?
- 「FM補聴システム」とは?
- 「FM補聴システム」の種類
- 「FM補聴システム」の使い方
- 「FM補聴システム」の使用上の配慮事項
- その他の補聴援助システム
→ 「補聴援助システム」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
支援体制の組織化のプロセス㉑
岩田吉生
- 全学的な支援を行う意義と必要性
- 他の大学等の事例の活用
- 支援体制の組織
- 予算
- 支援体制立ち上げの流れ
- (1)聴覚障害学生の入学前
- (2)聴覚障害学生の入学の決定前後
→ 「支援体制の組織化のプロセス」ダウンロード
(2016年3月30日 第3版)
聴覚障害学生支援におけるコーディネート業務㉒
土橋恵美子・倉谷慶子・中島亜紀子
- はじめに
- コーディネートの業務
- コーディネーターの設置形態
- コーディネーターに求められる資質と条件
- 終わりに
→ 「聴覚障害学生支援におけるコーディネート業務」ダウンロード
(2018年12月30日 第5版)
入学当初のサポート㉓
土橋恵美子・倉谷慶子・中島亜紀子
- 入学決定後のサポートの流れ
- 入学前の打ち合わせ
- 履修に関する配慮
- 入学式での情報保障
- オリエンテーション
- 配慮の依頼
→ 「入学当初のサポート」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
学期初めのコーディネート業務㉔
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局
- はじめに
- 聴覚障害学生のニーズの把握
- 教員による配慮や環境整備
- (1)教職員への働きかけ
- (2)授業担当教員との打ち合わせ
- 情報保障支援の準備
- (1)募集から養成まで
- (2)登録
- (3)支援者の配置(シフト作成)
- 授業開始後のコーディネート
- (1)授業における情報保障支援の運営
- (2)聴覚障害学生のニーズ把握
- (3)次学期に向けて
- 支援担当者の留意事項
→ 「学期初めのコーディネート業務」ダウンロード
(2016年3月30日 第4版)
障害学生支援の財源について㉕
金澤貴之・日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局
- 支援体制の立ち上げに必要なこと
- 公的な財源について
- (1)私立大学の場合
- (2)国公立大学法人の場合
- 予算確保に関する考え方
→ 「障害学生支援の財源について」ダウンロード
(2016年3月30日 第2版)
支援体制の見直しのプロセス㉖
岩田吉生
- 支援体制の見直しの意義と必要性
- (1)全学的な支援体制の見直し
- (2)聴覚障害学生に対するサポートの見直し
- (3)支援学生に対するサポートの見直し
- (4)地域の他機関との連携
→ 「支援体制の見直しのプロセス」ダウンロード
(2016年3月30日 初版)
※TipSheetの著作権はPEPNet-Japanに帰属しています。本誌をコピーしたりインターネットからダウンロードしたものを印刷・配布していただくのは構いませんが、電子媒体での配布や、商用での利用はご遠慮いただきますようお願いします。
PEPNet-Japan コンテンツ追加・整理ワーキンググループ(2015年度)
三原 岳(公益財団法人東京財団 研究員)
岩田吉生(愛知教育大学 准教授)
松﨑 丈(宮城教育大学 准教授)
※所属・肩書きは2015年度時点
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局
PEPNet-Japan TipSheet作成事業(2004年~2008年度)前代表 松﨑 丈
宮城県・仙台市聴覚障害学生情報保障支援センター(現 みやぎDSC)代表
宮城教育大学講師
※肩書きは2008年度時点