Q 字幕入りのビデオ教材を作成するには、どのような方法がありますか?
現在、字幕編集や挿入ができる様々なソフトウェアが市販されており、大学等でも字幕挿入支援を行う例が増えてきています。ここでは 、字幕入り教材を作成する手順と、ソフトを使った字幕作成方法について、大学での支援事例と併せて紹介します。
1.字幕入り教材作りの流れ
映像教材に字幕を入れる作業は、使用するソフトウェアや大学の体制によって多少異なる場合もありますが、おおむね次のような手順で進 められます。

- 映像をコピーし、編集可能な形式に変換する(原本映像に直接字幕を付けるのではなく、字幕入り映像を別に作成する)
- 映像内の音声の文字起こしをする
- 文字起こししたテキストを、字幕用に校正する(使用するソフトウェアや利用者のニーズに合わせ、学内で校正ルールを定めている ところが多い)
- 字幕編集用ソフトウェア等を使って、映像に字幕を挿入する
- 字幕入り映像をDVD等に出力する
全作業にかかる時間は、教材の長さや字幕作成を担当する人数・体制によって異なりますが、2週間・1ヶ月を所要期間としている大学が多 いようです。
2.字幕編集用ソフトウェア
次に、映像に字幕を挿入する作業をするための、ソフトウェアについて紹介します。 導入しやすいソフトウェア選びのポイントは、主に次の3点です。
①作業工程が少なく、操作が簡単であること
②表示される字幕が見やすいこと
③低予算で導入できること(ソフトが安価、最小限の機器で運用可能)
以下に、上記のポイントを満たし実際に支援に導入されているシステムについて、大学の事例と併せて紹介します。
■Camtasia Studio
【メーカー】テックスミス
【価格の目安】30,000円程度(アカデミック版は20,000円程度)
【字幕挿入の方法】映像を再生しながら、字幕テキストをクリックして、順次挿入していく
ソフトウェアの使い方や留意点については、2009年1月の支援技術講習会で扱われました。当日資料を参照して下さい。
参考になる資料
映像への字幕挿入については下記にもまとめられています。
- 動画への字幕挿入の前に

- YouTubeでの字幕作成方法
