平成24年度聴覚障害学生エンパワメント研修会

PEPNet-Japan地域ネットワーク形成支援事業では、聴覚障害学生のエンパワメント及びエンパワメントに必要なプログラムの開発を目的に、2012年10月13日~14日の1泊2日で、聴覚障害学生エンパワメント研修会を開催しました。本コンテンツでは研修会の様子を報告します。

研修会概要

目的

高等教育機関で学ぶ聴覚障害学生の増加にともない、ノートテイク等の情報保障支援を行ったり支援コーディネートにあたる専門職員を配置したりする教育機関は増加しつつあります。その一方で、聴覚障害学生が自ら支援の必要性を大学に訴えたり、支援に関する情報を収集したりする機会は減少傾向にあります。このため、周囲に働きかけて環境改善を図る経験をしないまま大学等を卒業し、社会に出てから人間関係や情報保障支援に関して困難を抱えるケースも少なくありません。
また、支援を受けてはいても、聴覚障害学生自身が有効な支援の活用方法や自分のニーズを伝える手段等について考える機会はあまり多くないと思われます。
このような現状を受け、本研修会では、聴覚障害学生のエンパワメントをテーマとした講演、ワークショップ、また、卒業後の自らの姿をイメージしたキャリアデザイン等を実施し、今後の学生生活並びに卒業後の就労時等に活かせる知識や自ら交渉する力等を身に付けてもらうことを目的としました。さらに、聴覚障害学生支援を担当する教職員が集い、情報交換を行うことで、東北地区のネットワーク形成につなげることを目的として、実施しました。

集合写真
日時22012年10月13日(土)~14日(日)
会場国立大学法人 宮城教育大学
対象(1)大学等の高等教育機関に在籍する聴覚障害学生
(2)聴覚障害学生支援を担当する教職員
参加者56名(聴覚障害学生21名、教職員5名、講師3名、ブラザー・シスター4名、
1日目見学者3名、実行委員会・関係者20名)
主催国立大学法人 宮城教育大学
みやぎDSC
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)
共催東北福祉大学

実行委員(敬称略)

  • 藤島省太、菅井裕行、松﨑丈(宮城教育大学 特別支援教育講座)
  • 前原明日香、及川麻衣子、佐藤晴菜(宮城教育大学 しょうがい学生支援室)
  • 高橋明美(みやぎDSC)
  • 伊藤博子、笠岡望(東北福祉大学 障がい学生支援室)
  • 加賀谷衿子、千葉璃沙(宮城教育大学 学生)
  • 大杉豊、白澤麻弓、石野麻衣子、小林洋子、磯田恭子、中島亜紀子、五十嵐依子、大橋弘依(筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター)

ブラザー・シスター(敬称略)

  • 石川友正(社会人/宮城県内大学卒業生)
  • 佐藤優子(社会人/宮城県内大学卒業生)
  • 芳賀裕美(社会人/宮城県内大学卒業生)
  • 古屋貴恵(社会人/宮城県内大学院修了生)

※ブラザー・シスターとは、参加する聴覚障害学生にロールモデルを提示しながら、グループ内の話し合いや活動をリードする役割を担う聴覚障害のある社会人のことである。今回は、東北地区の大学を卒業後、幅広く活躍する4名からご協力をいただきながら、各企画を進行した。

<参考資料>

聴覚障害学生のエンパワメントモデル研修会報告書

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