聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト2024


日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)では、聴覚障害学生支援に関する事例や情報を蓄積し、全国の大学に発信する活動を行っています。

こうした取り組みの一環として、「第20回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム」において、
全国の大学・団体が日頃実践している支援の取り組みを発表し、参加者同士の情報交換を行うとともに、創意工夫やアイディアの斬新さを表彰するコンテスト企画を設けます。

第15回シンポジウム以降、新型コロナウイルスの影響で本企画は休止しておりましたが、今年度はPEPNet-Japan20周年記念大会として、5年ぶりに再開いたします。参加者同士が直接顔を合わせて情報交換ができる貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。

障害学生支援室の設置や支援体制などの大学を挙げた取り組みから、支援現場で利用しているアイテムまで、工夫がキラリと光る実践事例を広く募集します。聴覚障害学生支援に関わるすべての方々からの参加をお待ちしています。

コンテスト結果を公開しました(12月25日)


1.実施日時および会場

日時:2024年12月7日(土)、8日(日)
会場:つくば国際会議場(エポカルつくば)多目的ホール(茨城県つくば市)

12月7日(土)13:00~14:00 オープニング企画
14:00~16:00 発表・投票(第1部)
12月8日(日)10:00~12:00 発表・投票(第2部)
15:15~16:00 クロージング企画にて結果発表および表彰
        (結果発表および表彰は必ず1名参加してください)
※時間は予定であり、変更の可能性があります。

2.応募資格

聴覚障害学生支援に取り組んでいる団体、または個人。
※学生・教職員・支援者等の属性は問いません。
※1発表につき1名以上の発表者が必要です。発表者はシンポジウムへの事前申込みを忘れずにお願いいたします。

3.募集内容

聴覚障害学生支援に関する取り組みで、現在までに実施している、または具体的な実施スケジュールが決まっているもの。
※「教職員による聴覚障害学生支援の実践発表2024」と同じ内容でのご応募はご遠慮ください。

募集要項(募集要項をクリックするとダウンロードできます)

【募集内容の例(過去の発表内容から)】
 ①情報保障の方法に関する工夫
  支援内容に応じた情報保障(教育実習、ディスカッション、外国語等)/
  新たな支援方法の導入における課題と対応 等
 ②支援活動周知に向けた情報発信のあり方
  学内に向けた情報発信の取り組み/SNSを活用した情報発信 等
 ③学生生活全体への支援
  4年間を通した全学的支援体制の紹介/障害学生と防災に関する取り組み 等
 ④支援チームの活性化に関する取り組み
  学生同士の交流促進を目指した企画/支援学生と利用学生がともに取り組んだ活動 等
 ⑤その他
  障害学生支援の課題及び今後の展開/聴覚障害学生支援に関する研究結果/
  支援室の間取りの工夫/支援チームの連携方法/独自に作成した理解啓発教材 等
 ※過去のコンテストについては、以下よりご確認ください。
 ・第15回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム(2019年)
 ・第14回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム(2018年)
 この他、第4回(2008年)~第13回(2017年)についてもPEPNet-Japanウェブサイトよりご覧いただけます。

4.応募に際しての留意事項

1)内容については、十分に人権および倫理上の配慮をするものとする。また、個人情報の取り扱いに留意することとする。
2)応募する取り組みで、特定の著作物(製品、ソフトウェア、アプリ等)を使用している場合は、その規約等を遵守し、応募団体の責任において発表することとする。

5.応募方法 

以下の申込みフォームからアクセスしてください。必要事項を入力し、許可を得た上で申込みを行ってください。なお、学生が申し込む際には、申込みフォームに担当教職員の名前と連絡先の入力をお願いします。
複数の取り組みを発表する場合は、取り組み1つにつき1回申込みフォームに入力してください。

申込みフォーム(申込みフォームをクリックすると、別タブで開きます)

※応募締切:10月31日(木) 

※応募多数の場合は、参加申込書による書類審査を行います。審査結果は締切から1週間前後でお知らせします。
※発表者は全員、事前にシンポジウムへの当日参加の申込みを忘れずにお願いします。
 シンポジウムトップページより申込みフォームへお入りください(シンポジウムトップページをクリックすると、別タブで開きます)。

6.ポスター等の作成 

ポスターデータ、視覚障害者用テキストデータ、30秒PR概要の3点を11月22日までに作成し、PEPNet-Japan事務局までE-mailで送付してください。
※提出締切:11月22日(金)

1)掲示用ポスターの作成

A1サイズ(横594mm×縦841mm)で作成・印刷する。
 ※作成にあたっては、「ポスターデータ作成の手引き」をホームページからダウンロードし、確認してください。

2)ウェブサイト・報告書掲載用ポスターデータの提出

1)で作成した掲示用ポスターデータをA4サイズ(210mm×297mm)PDFファイル形式(.pdf)で提出する。
 ※提出されたデータはシンポジウム報告書およびPEPNet-Japanウェブサイト、公式X、Instagram等に掲載いたします。
 ※締切を過ぎた場合、ウェブサイト等への掲載ができなくなりますので、ご注意ください。

 ポスターデータ作成の手引き(ポスターデータ作成の手引きをクリックするとダウンロードできます)

3)視覚障害者用テキストデータ

ポスターの内容を文字化した、視覚障害者用テキストデータを作成し、テキストファイル形式(.txt)で提出する。
作成にあったっては、「テキストデータ作成の手引き」をダウンロードし、確認すること。

 ※よりアクセシブルな資料とするため、発表者へ作成をお願いしております。お手数をおかけいたしますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 テキストデータ作成の手引き(テキストデータ作成の手引きをクリックするとダウンロードできます)

4)30秒PR概要

30秒PR概要フォーマット」をダウンロードの上、必要事項を記入し、提出する。オープニング企画で行う30秒PRの詳細は、7.2)(1)30秒PRを参照のこと。
 ※「情報保障者用事前情報」欄には、事前に手話通訳者・文字通訳者に伝えておきたい内容(概要、PRポイント、強調する予定の事柄、等)、または、読み原稿(台本)のいずれかを記入してください。本資料提出時点では概要としての記入であっても、後日読み原稿(台本)を作成した場合は、直前でも構いませんので事務局まで送付をお願いいたします。

 30秒PR概要フォーマット(30秒PR概要フォーマットをクリックするとダウンロードできます)

7.シンポジウム当日

1)ポスターの掲示および持ち帰りについて

(1)ポスター掲示

印刷したポスターを当日持参し、指定された時間内にパネルに掲示する。
※ 掲示にあたり事務局で準備するものは「画鋲(長さ1cm、2.5cm)」のみです。これ以外のもの(フレームを吊り下げるためのフック、紐、等)が必要な場合は各自ご用意をお願いいたします。
※ 当日のご持参を基本としますが、ご事情があり難しい場合は、事前にご連絡の上、12月4日(水)必着で事務局までお送りください(その場合も、精密機器の送付はご遠慮ください。破損した場合等の保障はいたしかねます)。会場への直接の送付はご遠慮ください。

(2)ポスターの持ち帰り

全体会終了後「ポスター返却窓口」に立ち寄り、ポスターを受け取ってお持ち帰り下さい。
※ポスターは、昼食休憩終了後に事務局がパネルから外し、ポスター返却窓口まで移動します。窓口の場所は後日お知らせいたします。
※発表者自身での持ち帰りを原則としますが、ご事情があり難しい場合は、申込の際にお知らせ下さい。ゆうパックまたはヤマト運輸の着払い発送にて、返送させていただきます。

2)発表について

(1)30秒PR

オープニング企画を行う大ホールの舞台で、各団体30秒のPRを行う。発表にあたっての注意事項は以下の通り。
・発表では大学・団体名ならびに取り組みのポイントを【30秒】で説明する。
・PRを行う方の人数は任意とするが、話速に注意するなど、情報保障に配慮すること。
・発表中は、事務局が手配した情報保障者(手話ならびに文字)を配置する。ただし、手話通訳(読み取り含む)は各大学・団体で行っても構わない。
・発表中はウェブサイト・報告書掲載用ポスターデータをスクリーンに投影するため、別途資料の作成は不要。
 ※PR概要は、5.4)の通り、【11月22日(金)まで】に事務局まで送付してください。
 ※舞台のサイズ、PRの順番は後日ご連絡いたします。

(2)発表ブース

発表者は各自の発表ブースにて、展示内容の発表を行う。
 ※12月8日10:00~11:00は来賓等のご案内を予定していますので、説明者が必ず立つようにしてください。この時間以外は、他の発表や企画にご参加いただくことができます。
 ※発表時間中の説明者については人数制限がありませんが、近隣の発表のご迷惑にならないよう、立ち位置等ご配慮をお願いいたします。
 ※休憩時間は定めませんので、適宜休憩をとってください。発表時間内での発表者の交代は自由とします。
 ※参加者全員に伝わるような発表方法やコミュニケーション手段をご検討ください。発表ブースには情報保障者は配置しませんが、発表時の方法や参加者とのコミュニケーションも審査の対象となります。

8.審査方法

12月7日(土)・8日(日)にシンポジウム参加者がGoogleフォームより投票を行う。
なお投票は、以下の観点に基づいて行う。

  • グループの力を活かした取り組みであるか(団体からの応募の場合)
  • 大学の特徴や資源を上手く活かしているか
  • ユニークな取り組みでオリジナリティが感じられるか
  • 聴覚障害学生のニーズ(要望)を良く捉えたものか
  • 発表内容の要点が分かりやすくまとまっているか
  • 全ての参加者に伝わる発表方法、コミュニケーション手段を使っているか

9.結果発表

投票により、多くの関心を集めた取り組み数点を表彰する。投票結果は12月8日(日)に行われるシンポジウムクロージング企画にて発表を行うとともに、PEPNet-Japanより表彰状等を授与する。
また、発表団体や発表者、応募内容については、PEPNet-Japanウェブサイト、公式X、Instagram等で広く公表する。

10.その他

ご不明な点等ございましたら、PEPNet-Japan事務局までお気軽にお問い合わせください。


申し込み・問い合わせ先

 〒305-8520  茨城県つくば市天久保4-3-15
 筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター
 日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局 コンテスト担当
 TEL/FAX 029-858-9438
 E-mail  sympo2024【アットマーク】pepnet-j.org
 ※【アットマーク】を@にかえて送信をお願いします。

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